攻めどころ




 攻めどころというのは、家のリフォームをする可能性がある箇所のことです。

 例をあげて説明すると、

  • かわらがズレている
  • かわらが割れている
  • 木製の屋根の塗装がはげている
  • 壁にクラック(ひび割れ)が入っている

 などです。
 住宅リフォームで飛び込み営業をやる場合は、家の外観から家の状態を判断するしかないわけです。

 それで、「この家はリフォームをするかもしれないな」と、痛んでいる外壁などをチェックしながら、訪問することになります。

 新人アポインターは、なかなかこの辺りのことが理解できず、新築の家などでもアポを入れてきてしまったりします。かくいう私もそうでした。「古い家」と「新しい家」の見分けがつかないという状態です。

 業界では、「攻めどころのある家」とか、「攻めどころのない家」と表現します。

  • 「攻めどころのある家」・・・痛んでいる箇所がある家
  • 「攻めどころのない家」・・・新築の家など

 アポインターはアポさえ取れれば、あとはサボっていてもいいという感じもありましたから(私が所属していた会社の場合です)、攻めどころのない家でアポを何本かとって、営業から戻って休憩時間のときに、「アポ3本とってきました!」とか上司に報告するわけです。

 クローザーにとってはこの「攻めどころのない家」でアポを取られることほど、時間の無駄になることは無いことのようで、私もよく無意味なアポをとって上司から叱られました。

 ですが、住宅リフォームのアポには、通常のアポのほかに「空アポ」というのがあって、それは別のページで説明します。


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