主権者




 住宅リフォームに限らず、営業の世界では、購買の決定権がある人のことを「主権者」といいます。

 住宅リフォームの営業の場合、主権者は「リフォームをすることを決定する人」です。

 だいたい、リフォームの主権者はご主人のことが多いのですが、家庭によっては、「奥さん」だったりします。
 その家庭で、奥さんとご主人さんのうち、どちらが「発言権」や「購買権」を持っているかということで、主権者は決まります。

 アポインターは、飛び込みセールスをする上で、「誰がこの家の主権者か?」ということを見極めなくてはなりません。

 というのは、クローザーがお客さんに対してさんざん売り込みをかけたとしても、その話し相手であるお客さんに、購買の決定権が無かったら、セールスをする意味がないからです。

 例えば、家のご主人さんが主権者だった場合、奥さんに売り込みをしたあと、奥さんから、
 「主人に家のことは相談しないと」
 「主人に聞かないとわからない」
 などと言われてしまうのは、「保留」と言って、後でご主人さんにもう一度説明した場合は、断られてしまうなんてケースも多々あるわけです。


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