飛び込み営業の基本〜とにかくデカイ声を出す




新人営業マンの方の多くは、会社の社員研修その他で注意されることがあると思います。

それは、

「営業中はとにかくデカイ声を出せ!」

というものです。

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就職をする前に学生時代に運動系の部活に入っていたような人は別にして、営業会社のこの「デカイ声を出せ、腹から声を出せ!」という指示、アドバイスはかなり強烈なものがあるかもしれません。

トップセールスマンになることを夢見つつも、この「でかい声を出せ!」という指示に嫌気がさして、営業現場を早々に去っていく方も中にはいるでしょう。

もったいないことです。

あるいは、挨拶の仕方、お辞儀の仕方がやたらうるさいという理由で、そういう事柄がストレスになってしまう方もいるでしょう。
でも、デカイ声を出すことの大事さというのは、実際に営業現場に出て、飛び込みセールスを開始してみると痛いほどよくわかります。

新人のころというのは、営業に出てもたいした成績はあげられないものですし、一日に何百件という飛び込みをもし敢行したとして、そんな中で、小さな声でボソボソと営業をやっていると、気持ちまでもがなえてきてしまうものなのです。

弱気な気持ちになったときに、デカイ声は有効なのです。

デカイ声を出すことで、やる気の波動みたいなのがお客さんに伝わって、結果的にアポが取れていたなんてこともあります。

とにかく、この飛び込み営業の業界というのは不思議なもので、新人営業マンでもとんでもない好成績があげられたりするのは、がむしゃらな必死さのようなものが備わっていたからではないかと思うんですね。

なので、新人の営業の方は、会社から声の音量について指摘されたらまずそれを素直に信じて、大きな声を出すようにしてみるといいでしょう。

かつて、私が営業会社にいたときに、朝の朝礼で、挨拶の練習をするときがありました。

たまたま、他社からヘッドハンティングされたという25歳の若い部長もその挨拶の練習に加わって、全員の社員の前で、挨拶の仕方の手本を見せたわけですが。

そのときの「おはようございます!!」という声の音量が馬鹿でかく、また、聞いているこちらの腹にも響くようなとてつもなくパワフルな声だったことが印象的でした。

その部長氏というのは、普段はあまり声の音量も大きくなく、どちらかと言えば、小さな声で落ち着いて、冷静に話す感じの方でしたが、やはり、営業の基本はしっかりおさえているなあと妙に感心したものでした。

「声が大きくて元気がある!」というだけで商品が売れてしまうこともあるという、この飛び込み営業の業界ですが、理屈を超えた部分があるからこそ、この仕事に醍醐味や面白さを感じている方はかなり多いんじゃないでしょうか。



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